エイリアン、もう何度も見たんですよ。
エイリアンがなければ僕は生きていけないってくらい見ましたよ。
それほどエイリアンが好きなんです、理由なんてないくらいエイリアンの虜です。
エイリアンのよさを一言でなんて語れるわけがありません。
エイリアンはエイリアンだからこそいい、なんてそんな表現を僕はできません。
これからも何度も見ることになるでしょうエイリアン。
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■“科学界のインディ・ジョーンズ”長沼毅が解説する、南極氷河3800m下の湖の世界■
■ボストーク湖から木星第二衛星へ!
長沼毅さんがNHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』に出演したとき、ホスト役の茂木健一郎さんは彼をこう呼んだ――“科学界のインディ・ジョーンズ”。
酸素も光合成もいらない生き物といった、学校で教わった知識からすればあまりに“ヘンな生き物”たちと出会うため、南極、北極、砂漠、深海、地底と地球上のあらゆる極地へ赴いてきたからだ。
さて、今月6日、ロシアの通信社は「ロシアの調査チームが、氷の下3800mの巨大なボストーク湖の表面までドリルを貫通させた」と伝えた。このニュースは何を意味するのか? 本調査の環境汚染ガイドライン作成にも参加し、自身も3度南極を訪れている長沼さんに聞いた。そもそも彼らはなぜ、何千メートルも氷河を掘り続けてきたのだろう?
「ロシアだけでなく日本も含め、南極の氷床(氷河の塊)はいろんな国が掘っています。南極の氷は平均で厚さ2000m、厚いところで4000mあるんですが、もとは積もった雪が押し固まったものだから昔の雪ほど下にある。南極大陸の上に氷河が拡大し始めたのは3000万年前ですが、地層状の氷を掘り出せば、時代ごとの空気と水が詰まっていて、その酸素原子の情報から過去の気候を再現できるんです。さらに氷床下の湖への到達となれば人類初ですから、これはもう素晴らしいサイエンスミッションとなる。
氷は地殻(岩)よりは掘るのが楽ですが、やはりボストークは地球上最も低温を記録(マイナス89度)したところだから。掘削流体という液体を注入しつつ掘るんだけどそれが凍っちゃいけないし、機械も低温に耐えないといけない。数m進んだら円柱状にくり抜いた氷を引き上げてるんですが、そのワイヤーの上げ下げにものすごく時間がかかります」
で、ここが一番知りたいところだが――、そこにはどんな生物が生きているんだろう? 光はまったく入ってこないはずだ。
「過去何千万年かの間、氷のふたがされていたので酸素なんてないと思われていたけど、実はあるって説が出ています。豊富な酸素と湖底の泥の有機物があれば、魚だの虫だのそこそこ大きいものもいるんじゃないかと思えますが、そこは予想がつかないですね……」
そして長沼さんたちは、ボストーク湖と、木星の第二衛星エウロパを結びつけて考え続けてきた。
「エウロパは厚さ5~10kmの氷の殻の下に液体の水があってボストーク湖と似ている。そういう意味でも今回の調査は興味深いし、将来エウロパの海を探査するための前哨戦ともいえます」
■地球上になかった環境がそこにある?
長沼さんは自身の研究を「辺境生物学」と呼ぶ。地球上にある生命のギリギリの「際(きわ)」を確認し、それらの系統樹をつくることで地球生命のルーツを探る。さらに、それとはまったく異なる生命の系統 ―地球外生命― の可能性を探し続ける。
近年、地球には酸素も光合成も不要な深海生物や地中生物がウジャウジャいることがわかっている。しかも、そうした「めちゃくちゃヘンな生き物」のなかにこそ、38億年前の最初の地球生命の姿があるのでは? 地球外にも存在できる生命がいるのでは? あるいは地球外から隕石とともに落下してきた生命の直系の子孫なのでは? といったところまで、長沼さんの研究分野は視野に入れ始めている。でも、長沼さんの本音もちらりとのぞく。
「サイエンスとしては、それがたとえ微生物であっても、いる、いないの違いは非常に大きいです。そこは学問ですからね。でも個人的には、微生物がいくらいてもねっていうのはあって(笑)。せっかく宇宙生物に会ったのに『おい』って言って『ワン』て答えられても宇宙犬じゃつまんねえなと。やはり宇宙人以上の存在と、知的コミュニケーションをしたい」
長沼さんの情熱の源は、やはり知的エイリアンとの邂逅(かいこう)という長年のピュアな夢なのだ。
話をボストーク湖に戻す。
「先ほど酸素の話をしましたが、やはり湖に酸素はないとの説は根強い。でも逆に、むちゃくちゃ飽和しているという説もあるんです。で、われわれは無酸素でも生きる生物をすでに地中でいっぱい知っているから、実は面白くない。一方、酸素が過飽和な環境なんて地球上にはなかったから、そこに生き物がいたらこれはすごく面白い。生命の領域がすごく広がります。だから早く湖の水の酸素濃度を測ってほしいんですよ」
ただ、ロシアチームの本格的な調査結果発表には、残念ながらもう少し時間がかかりそうだ。
「もし酸素ガスが飽和していたら、湖に穴が開いたとき、炭酸のようにボワッとガスがブローアウトするだろうし、酸素がなくても氷床の重み(圧力)でバーッと水が噴き上げてくると思うんです。ロシア南極観測隊の公式発表によると、掘削流体が噴き出して圧力の上昇も確認できたというので、実際に『湖面到達』はしたのでしょう。そして湖水も40リットルほど採取できたんだけど、回収する間に凍ってしまったそうです。その一部はプーチンに献上されたんですが、それ以上のサンプル採取は来シーズンになるそうです。今シーズンはすでに撤収してしまいました」
え? 撤収?
「南極は2月半ばに冬が来て、特にボストークでの越冬は別次元の困難さになるんです」
じゃあ続報は……。
「12月、南極に夏が訪れて調査が再開するのを待つしかないかもしれません」
待ちましょう! 地球だけど地球じゃない“ヘンな生物圏”に関する大ニュースを!
(撮影/本田雄士)
(この記事はテクノロジー総合(週プレNEWS)から引用させて頂きました)
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